磯崎純也さん
H30年(2018年)卒業 #第40回記念寄稿

私は平成27年に宇部高に入学しました。部活は演劇部で、総務会にも所属していました。部活動の都合で休日を問わず毎日のように宇部高に通っていました。入学当時竣工したばかりだった本館の独特の香りも、第3校舎3階の自習室のガタガタの机も、その他きりがありませんが、いずれも懐かしい思い出です。
訪れればその時の思い出が蘇ってくる宇部高に、私は今年3月、思わぬ形で再訪することになりました。
私は現在、東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻(通称:法科大学院)に在籍しています。そして、ここに在籍する現役の学生で構成され、全国の中高・少年院等に赴き法律の授業を行っている「東京大学法科大学院出張教室」という団体に所属しています(Instagramにて情報発信を行なっています。興味のある方は「@utokyo_lre」でご検索ください)。
弊団体はコロナ禍の影響により数年間の活動規模縮小を余儀なくされましたが、昨年度、地方出張を再開しました。そのような中で、私の母校宇部高でも授業を実施したいと考え、教務主任の先生と連絡を取り、今年3月11日に授業を実施しました。
授業内容は、憲法の最高裁判例を題材に法律学における論理的思考を学ぶというものでした。決して簡単な内容ではありませんでしたが、参加いただいた宇部高生は熱心に授業を受けてくれました。
授業の実施会場は演劇部の練習でしばしば利用したコモンホールであり、長期休み中は毎日のように入り浸っていた場所でした。そのような場所で“講師”として授業をすることになるとは想像もしていなかったので、とても感慨深いものがありました。
なお、授業にあたっては宇部日報社の取材を受けており、記事が宇部日報デジタルで公開されています。在籍最終年となる本年度も授業を実施したいと考えております。 授業の実施を決意するにあたっては、宇部高との繋がりを感じさせ続けていただいた東京かたばみ会の存在が大きかったように思います。ここでの繋がりからこれまでも得難い経験をさせていただきました。今後も宇部高出身者の方との繋がりを大切にしつつ偉大なる先輩方に恥じぬよう邁進してまいります。
